バクー 苦悩する者

Vacu, the suffering being (japanese)

Catalan and Spanish version translated into Japanese by Yukiko Kimura (2008)
『バクー、苦悩する者』(2004年)は今の処、マネル・ケラルの詩作の頂点を極める作品である。僅か1ヶ月で書き上げられ『ミセレーレ』の殆ど直後に出版されたが、この作品の中で、テーマは日常を前にしてその不安を表現する詩的存在が叙情的観点から取り扱われていて、彼のそれまでのどの長編詩よりも哲学的な広がりを見せており、人間や世界、或いはその創造的過程の後ろに存在する人間のビジョンを明確にそして簡明に示している。従って、ケラルの詩の世界に入り込みたいと思う読者には、この作品から読め始めるのを勧めるのが良いだろう。というのも、主役であるバクーの生涯を通じての体験が表している明確さを読めば、作者の実存的な概念の核心を見つけることができるし、その終わりは弁証法をもってして、50年代や60年代の人々が抱えていた困難よりも現在の人々が抱えている困難により即していて、実存主義の壁を越えているからである。 ダニエル・カザス・リィモス (Daniel Casas Llimós) 哲学士

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